7月4日にノーツコンソーシアム主催で実施された「IBM Notes/Domino v10 意見交換ラウンドテーブル」に参加させていただきました。
(↑リンクは開催案内で、もうイベントが終了しているため、いずれリンク切れの可能性があります)

案内には来日したIBMの2氏を迎えてのラウンドテーブルである旨が書かれていますが、実際に会場に入ってみると、正面に並んでいるのは4人の外国人。あれ、告知よりふたり多いよ?
参加者は7名だったので、どこかの少人数教育のような構成比に少々ビビりました。

私が参加した動機はといえば、前日に行われていた「IBM Notes/Domino Day 2018 Summer」に都合で参加できなかったので、翌日もセッションがある?よーし、代わりに…と申し込んだものです。その意味ではNotes/Domino 10の情報収集目当て、だったかなぁ。

会場には、せっかくNotes/Dominoの責任者がこられるのだからこの機会に一言伝えたい、と何らかのメッセージをもった方ばかりが集まっていたように思います。というのは、みなさんご指名がなくともいつの間にか自ら発言質問されていて、司会役のIBM臼井さんが、「阿部さんはいかがですか?まだ話されてないですよね」
そう、ひとりだけ指名を受けて最後に発言したのが私でした。

私が話したのは、Notes/Dominoの既存アプリケーションを多数抱えている企業では、個々のアプリの設計メンテナンスに苦労しているということ、(そんな伝え方で云ったかどうだかは忘れましたが)、コードを駆使して複雑な機能を実現したアプリが増えれば、対応する言語が増えれば、その分既存アプリの面倒を見るのに必要な技術者のハードルも高くなってしまわないかということでした。
回答としてはEducation(教育)の強化が大切だと認識しているようなお話でした。

実は時間と言葉の壁のせいでその続きが話せなかったのですが、幸いにもNotes/Dominoには分析メニューやTeamStudioのような製品で設計のコードを容易に洗い出すこともできるので、できればWatsonでコードを比較解析して設計内容をDomino環境全体の設計資産管理のハードル下げられないかなと思ったのでした。


加藤さんのブログに記されているように、プロモーションに関するお話というのが最も白熱していました。加藤さんのような英語に堪能な参加者の方もおられたのですが、日本語で伝えたいパートナーやユーザーさんは何とかご自分の切迫感をニュアンス的なものも含めて伝えられないかとがんばりIBMの方も懸命に訳されている、そんな場でした。
言葉の壁をもう少し補うためには…できればこれは、セッションが終わったあとに、有料オプションがあるといいかな?と思いました。要はお酒の入った続きの場があると、なおいいなあ、ICS(旧Lotus)のキーマンとそんな気軽に乾杯していいかわかりませんが、かつ通訳役の日本IBMの方が夜まで大変ですが、それがその時の何となくの感想でした。

印象に残った回答を1つだけ
プロモーションについては、どんなプロモーションが欲しいのかが国によって違うので要望してほしいといわれていたこと、特に日本はすごく大事なマーケットと認識されているそう。

10月に登場するV10だけでなく、2019年予定でV11という計画がすでに発表されています。ということは、こうしたラウンドも引き続き行われてゆくものと想像しています。もしまた実施されるとすれば、できれば思いをもつユーザー・パートナーにはしまい込まずにぜひご参加いただきたいのと、日本のIBMさんやNotesコンソーシアムさんには、実りのある場ができるよう引き続き工夫いただけたら嬉しく思います。