1月31日に、昨年度より1カ月半遅く、IBM Champion のリストが発表されました。
昨年まではIBMさんの製品分野別の発表であったところ、今回は全分野一斉の発表でした。のみならず、どの分野かを分けずにABC順にリストされていて、誰がどの分野のチャンプかは分からないので、少々戸惑います。この発表に先立って、選出されたご本人にはメールが届いており、それぞれSNSで報告くださってはいましたが、ICS(Lotus)分野で日本からは昨年と同数の6名が選出されたようです。下記はIBM佐藤さんの記事。
Twitterに流れていた情報によれば、Cloud分野ではなんと32名もの日本人チャンプが誕生したとか。昨年、2017は12名くらいだったはず。この時も、いきなりICSの倍の数が選出され驚いたのが、今年はさらに躍進です。Cloud全体の5分の1近くが日本からの選出ということになるでしょう。そんなに日本人チャンプが増えては相対的な価値が下がらないかなとか、やっかみ半分で思ったり。
ただその一方で。以前は、チャンプの選出には国別の枠のようなものがあるのでは、という噂を聞いたり、私も邪推したことが、正直なくはなかったのですが、それを払拭してくれた、ともいえそうです。

発表レターには650人のチャンプが誕生したとあります。私は物好きになことに、リストをExcelにおとして、元のリストが3列ずつの表であるのをABC順のまま一列に並べ直し、人数を確認してみました。

すると、あれれ?合計は629人。

複数分野でダブル選出された方もいるらしいので、650は延べ人数で、ダブル選出が21人もいるのかな?
でも、リストには同一人物と思われる同じ名前が2つ連続して並んでいるところも2か所あるのです。これも同じ人のダブル選出?
それとも、事務都合で未発表のチャンプが何人か残っていて、後日追加発表される…とか?

いずれ、今のところ正確なリストとは云いきれない感じが残ります。

なお、お名前だけで、国籍ももちろん書かれてはいないのですが、今のところ、明らかに日本人のお名前だな、とわかる方は39人でした。

ひとつ、喉につかえるように合点がゆかないままなのは、日本からICS分野で選ばれたのが7人ではなかったこと。トップクラスの貢献を、しかも周囲が逆境化される中で継続されたことから、確実視されていたお1人の名前がリストになかった。これがやはり不思議で…何かの手違いではないかな、日本のコミュニティのモチベーション維持とNotesの活性のために、欲を申せば、訂正もしくは前述の追加?をして欲しく思ったりもします。

選ばれた6名のうち、5名は再任で、ここに関西から萩原さんが加わりました。再任の5名は東京サイドでコミュニティを支え、かつ技術的にも強力なアウトプット力を持つ面々です。一方、萩原さんは中小企業の利用側という立場を明確にされています。ブログは技術的な先端からの探求発表よりは、Notes/Dominoとしては既存の技術を主体としてアプリを構築する段取りと工夫を、分かりやすく案内紹介を続けておられます。私はNotesコンソーシアムでの萩原さんの活躍については詳しくないですが、ブログの更新頻度は今回のICSチャンプ中で群を抜いています。
このところ、ともすれば、IBM Championってのは技術がすごいひと、と思われがちだったところを、製品のイメージアップやコミュニティへの貢献なんですよということが萩原さんの選出によって示されたように思います。

なお今週、2月8日に今年のICSチャンピオンをお祝いする有志パーティーが行われますので、ご都合のつく方は是非。

<2020May01追記>
…冒頭部にある3つのリンクはIBMさんのサイト内のためリンク切れしております。
HCL売却によるものではなく、旧DeveloperWorksがサービスを閉じつつある影響のようです。
Championのリストはリンク切れしてからせいぜい10日しかたっていないようで、この追記の時点ではGoogleのキャッシュからナントカ見ることができます。