10月に入りました。
9月に日本で発表された、「IBM Domino Applications on Cloud」 が、今月からサービス開始となります。何日からかな?やっと出たかという思いもありますが、日本でこうした大きな発表が行われたのもうれしいですし、Webアクセス限定ではなくNRPC、つまりNotesクライアントからも使える形にしているのは大きいと思います。とはいえ周囲の反応でとにかく目立つのは価格面の不安・用心。DBアプリ数を単位とする概要は発表されていますが、既存のユーザーにしてみれば、今の環境で支払っているそれなりのライセンス費と考え併せ、クラウド環境を追加しても費用ロスが少ないようなオプションを、順次追加してもらえるかどうかがカギのように思われます。Notes/Dominoはオールインワンだからコストは競合より抑えられる、という看板を損なわない形、いまでは価格上はオールインワンのオプションを持つらしい競合と遜色ない形に進化してもらえたらと願っています。
さて本題に入ります。
IBM Notes 9.0.1 Feature Pack 9 (FP9) からひとつ、なくなった機能があります。あるブログ記事でのコメントを通して知ったのですが、IBM Notes 9.0.1 Feature Pack 9 (FP9)では、Notesクライアント内のブラウザが廃止されたもようです。
What's new in IBM Notes Feature Pack 9?
こちらの先頭に、Embedded Browser removed という情報が、いつの間にか追加されており、日本語版の記事には今時点で未反映です。
つまり、この設定がなくなったよ、ということのようです。
(FP未適用のNotes9.0.1設定画面)
当初(Lotus NotesのバージョンがR4台だったころ)は、たしか「インター Notes Webナビゲータ」という名前のDBとして登場し、いつの間にかそうは呼ばれなくなり、ネット検索してもこの名ではもう出てきませんが、Notes が9に至るまで、この独自ブラウザはずっと実装されてきました。
前述記事を書いたDanielさんは困られていますが(Social機能的にはどうなんだろう。。)、
個人的には、この廃止はユーザーが変に悩むことがなくなって良いことのように思えます。
というのは、ユーザーのヘルプサポートをしていると、Notes文書からリンクしているWebサイトが見れない、という問い合わせを受けることがけっこう多いのです。
画面を見せてもらうと、IEやChromeではなくNotesのブラウザが起動している。たいていのユーザーさんは、そのことにも気づかれていません。前掲の設定画面で、「このオペレーティングシステムで~」に選択を切り替えて解決。
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