Notesでグラフを出す方法はないかな、
5年くらい放置していた案を、昨年12月の「テクてくLotus技術者夜会」で発表してみました。
グラフ表示は、けっこういろんな方が頭を絞ってきたテーマです。
Web版でのHTMLベースの実現方法、XPagesでDojoを交えての実現…など、
探せばいくつかのやり方や事例が見つけられます。
探せばいくつかのやり方や事例が見つけられます。
また、新ソリューションのHCL Domino Volt では、現時点で2種類のグラフを標準で実装します。
一方で、私がやりたかったのは
「従来からのNotesクライアント上で、それなりのグラフを出すこと」
でした。
こちらが、テクてくLotus技術者夜会のライトニングトークに使ったプレゼンの公開版です。
夜会の際は、当日になってから慌ててプレゼンを作り、分かりづらいところが多分にあったのをトークで補っていました。
それを、プレゼン単体でも多少は主旨をわかっていただけるよう、今年になってから手直しを加えた「公開版」となります。
ところで調べてみると、やはりこの分野でも「先達」たちがおりました。次に挙げるのは2007年にそうしたアイディアを出しあった3人の開発者のアプローチを紹介した記事です。
Lotus Guru :: Blogger Recap: Gantt Charts in Notes Views
「Notes Chart」などに彼らの名前を加えて Web検索すると、他にも関連するアプローチを見つけられます。
先達たちのディスカッションに、だいぶ遅ればせながら、参入できてたらいいなという淡い希望を抱いています。
先達たちのディスカッションに、だいぶ遅ればせながら、参入できてたらいいなという淡い希望を抱いています。
ただ、いかんせん、ほぼ13年前の記事です。残念ながらリンク切れしていて今では詳細を知ることができないものもあります(2020年6月現在)。
私の実現案は、イメージリソースを使用している点で、Vitor Pereira氏の案と共通していそうです。ポップアップで図形の名前が表示されてしまう弱点も同様。
特徴は長さを細かく表現できること。1pixel単位で1,000ちょっとまで刻めます。
グラフの種類としては「横棒グラフ」だけなので、バリエーションは限られますが、
こんなことはできます。
前述のようにNotesクライアントをターゲットに考えましたが、夜会で発表した際には、Webブラウザでの表示なら、名前が出てしまうポップアップの欠点も気にしなくてよいのではとの助言もいただきました。