abOut.nsf

新旧かまわず、またお役立ち度にあまりこだわらずに、 拡張子がnsfであるNoSQLなデータベースファイルと、それを扱うコラボレーション製品に絡んでのあれこれを。

2016/12

今年終わり間際にやり残しを一つくらい。

センチな気分とおさらばする篇

テクてく夜会の12月ライトニングトークで話した
5分間原稿です。

付け加えると、インチだと、例えばノーツでは文字の開始位置のデフォルトも「1」だったり、分かりやすいんですよね。

なお、ダウンロード形式がよろしければ、こちらに他の皆さんのトークと共にすでに上がっており、1度に6編見られてお得です。
【資料公開】テクてくLotus技術者夜会:ザ・コミュニティ編16_12_16

(テクてく当夜は10人くらい喋ったと思うけど、
 非公開を明言されていたHさん以外…残りのみなさん、
 清水さんとか、追加公開されないかな?)

新しい年もよろしくお願いいたします❤
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前回は、コピー作成中のNotesデータベースは、コピーが終わってなくても開けますよ、という、まあまとめてしまえばそれだけ、とも云えるお話を、ひとつの作文として書き連ねました。

Notesクライアント上では、前回始めたコピーがまだつづいているとします。

作成中のデータベース、私たちが中を覗いた後も、まだまだ文書は増え続けているのですが、いま何割くらいだろう、
でも、ここで成長観察は終わり!
いきなりコピーを中止してしまうことにします。

コピーを中断するには、Notes 9 Standard版では、緑色インジケータが表示されている下のバーで右側の星形をクリックし
イメージ 1

進行状況の画面で右端の赤いボタンをクリック。
イメージ 2

確認画面が出ますが、 躊躇せず継続。

中断すればコピー先データベースは消えてしまいますから、
どこまで成長していたとしても、はい、さようなら。
といいたいところですが、

あれ、ワークスペースにアイコン残っているぞ。
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そうか、画面が残ってるからか。
前回ビューを開いた画面タブが残っています。
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ここで思い出すのは、ワークスペースからアイコンを消すときや、「ファイル  - アプリケーション - 削除」でデータベースを直接消すとき。
画面が残っていると、"いま使用中だから、あとで消すね"
という主旨のメッセージが出ます。
後から画面を閉じたときに改めて消えます。

同じだなと思って、
コピー先データベースの画面タブをバッテンします。

でも、やっぱりアイコン残ってるぞ。
イメージ 3
そうか、画面だけ閉じてもなぜか使用中で消えないことがたまにあるかもな。こういう時は。

と、いったんNotesを終了します。
これで消えたかな、
再度開始します。

でも、アイコンは残っていました。

アプリケーションのプロパティで、
コピー元のデータベースと文書数を比べると、コピーしかけの中途半端な文書数のまま。
消えもせず、ただしむろん、コピーの続きが再開されて文書が増えてゆくこともありません。

…さて、
今回も書き方ひっぱったなあ。
いいかげん結論に入ります。


コピー中のデータベースを開き、画面を開いたままの状態にしておくと、たとえコピーを中断しても、データベースは消えずに残ります。
ワークスペースなど他の画面に移っていても、データベース画面のタブを残しておけば良いようです。

「でも、どこかにコピー中断に伴いデータベース消すぞ、というスイッチみたいなものが残ってるんじゃないの?」
当初は前掲のように、いつか結局消えるんでは?という不安を抱いたものですが、
数年まえから何度実施しても大丈夫でしたので

「画面を開けとけば、コピーを中断してもDB消えません」

と、断言したく思います。責任は取りませんけど。
冷静に考えると、私はローカルにコピーすることが多いから、サーバーならどう?とか、それぞれの環境でお試し下さい。


この方法で、ちょっとした改修などの際に、動作を試すための小さなデータベースを手早く作れます。

普通にテスト用のデータベースを準備する際は、
文書のない空箱を作り、文書を新規に作るか、既存の文書を手動でコピーすると思います。
データベースによっては、動かすのに環境設定の文書や、選択肢のためのマスタ文書も必要だったりする。通常のデータ文書にも親子文書など別フォームの文書があったりして、もれなくミニマムに作るのはそこそこ手間がかかります。

もしくは丸々元のデータベースをコピーするか。でも大きければ時間がかかります。

でも"コピー中断法"を使うと、データの増え加減を見つつ、そこそこ数が揃ったな、というあたりで停める、ということが可能です。
まあ完璧ではないでしょう。
例えば、観察してるとわかりますが、コピーは古い文書から行われるようです。テストで最近の文書を使いたい場合は、後から手動でコピーペーストするなど適宜補っていただけますよう。

なおコピー元が本番のデータベースなら、不用意にコピーしそのまま使用してセキュリティ上の事故がおきないような配慮も、自己責任で。

ちょっとサイズのでかい、数百MBからGB単位のDominoアプリケーション=Notesデータベースを、中身つきでコピーするとします。

すなわち、「ファイル - アプリケーション - コピー」で、サーバーとタイトルとファイル名を指定して、設計だけでなく文書もコピー対象にして、いざ開始。
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さて容量が容量だけに、ハコが出来ても全文書のコピーが終わるまでは時間がかかりそうです。


ふつう、コピー完了とともに、ワークスペースにアイコンが追加されます。

が、実は、別にコピーが終わってなくても、コピー先のデータベースを開いて、アイコンも追加しておくことができます。


やり方はいたって普通。すなわち、
Standard版なら「ファイル - 開く - IBM Notes アプリケーション」
Basic版なら「ファイル - アプリケーション - 開く」
(いずれにせよ Ctrl+O)で、今、作成中のデータベースを指定できます。
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データベースが開いたら、
F5・F9キーや、"ぐるっと矢印"(と、私だけが呼ぶビューの更新マークイメージ 3)を連打して画面更新することで、
元のデータベースから文書がコピーされ増えてゆくさまを、けっこうリアルに確認できます。


コピー先がローカルなら、Windowsのエクスプローラでコピー先のフォルダを見ながら、コピーを開始すると、すぐに新たなnsfファイルが現れるのを確認できます。存在するなら開けるよね、と何となく納得。

このこと自身、Tipsのひとつかなとは思いますが…もう少し作文します。

とりあえずは今日はこの辺で・・・
つづく

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