abOut.nsf

新旧かまわず、またお役立ち度にあまりこだわらずに、 拡張子がnsfであるNoSQLなデータベースファイルと、それを扱うコラボレーション製品に絡んでのあれこれを。

2015/09

以前につづいて、既存アプリの改修を想定した場合のフィールドについて作文しようと思います。

やはりあるあるネタかも知れません。本作文で扱うのはチェックボックスやラジオボタンの選択肢について。


元々使ってるNotesアプリで、元々使ってる項目で、
でも、時の流れとともに、選択肢が途中から変更されるという場合があると思います。
    「以前は A, B, Cという選択肢だったけど、今度から選択肢は C, D, E だ。」
    イメージ 1   BEFORE
    イメージ 2   AFTER
こうした場合、最新の選択肢リストを
    C
    D
    E
に、変更するだけだと、
過去から存在する文書には、昔選択されたAやBの値が残っていても、表示されません。
さらに、うっかり過去の文書を編集して保存すると、AやBの値はなくなってしまいます。

こうした事態を防ぐために、途中から選択肢が変わった場合には次のような式を使っています。

    @Trim(@Unique("C":"D":"E":@ThisValue))
または
    list:="C":"D":"E";
    @If(@IsMember(@ThisValue; list); list; @Trim(@ThisValue:list))


そうすると、もともと 値がAだった文書ではこんな感じで表示されます。
    イメージ 3
    (↑後者の式の場合。前者の式では"A"が最後になります)

これで文書内の値だけが選択肢に追加されます。
@Trimは、新規作成時などに「値なし」が選択肢として表示されるのを防止のため。
図のように、値がAだった文書でBは選択肢として表示されません。
また、C,D,Eいずれかを選択して保存した場合には、次に開いたときにはもうAは選択肢として表示されなくなります。
もともとAやBが選ばれてない文書や新規文書でも選択肢はC,D,Eだけの表示になります。


まとめとして。
    「以前は A, B, Cという選択肢だったけど、
    今度から選択肢は C, D, E だ。」
設計画面側のBEFORE - AFTER はこんな感じです。
    イメージ 4 BEFORE

    イメージ 5 AFTER (As-is / Not good enough )

    イメージ 6 AFTER (To-be / Good)




2015年10月のテクてくLotus技術者夜会・コミュニティ編で、
"テクてく・カフェ" の第2弾を実施させて頂きます。

昨年10月に「ワールド・カフェ」のスタイルを借用した「Notes/Dominoレガシー論にモノ申す」を実施しました。これが第1弾でした。
「テクてく夜会でワールド・カフェをやりたい」という発案を聞いて頂き、
通常の夜会では1時間のセッションを2回やるところを、初めて2時間通しでお時間を頂戴したものです。終了時の不思議な活気に、自分もやってよかったなとわくわくしたのを憶えています。

おかげさまで、またやろう、という話を春先くらいから頂いていました。じゃあどんなテーマでやるかな。候補を3つくらい考え、XPages Extension Library Japanのメンバーに訊いてみると、どの案もぴんとこなかった様子。

逆にメンバー側から 脱”脱Notes” をやっては?というお話があがりました。複数のメンバーがそうそうと頷く、お客様からそうした相談を受けることが結構あるのだそう。本業では営業活動に絡んでいない自分には興味深い話です。自分自身の関心にも沿うことから、先に挙げた案を捨てることにもさほど抵抗を感ぜず即同意しました。


10月16日に実施となった「第2回: テクてく・カフェ」の決定したタイトルは、

~"ダツだつNotes" を語る宵~

カナになったことで少し中和されていますが、前回同様に、やや毒気があります。

実施は2015年10月16日です。こちらに案内がでています。
(開催後は、定期的に次回の案内に差し替わりますので、過去開催のページをご参照ください)


前回の成果と反省をふまえて、こんな場にできたらなぁ

その1
    IBMさんにも輪の中に入ってもらおう。
    以前も書きましたように、前回はテーブルが埋まったせいで遠慮されたという側面がありますが、IBMさんからの参加者が対話の中に余り加われませんでした。ベンダーやユーザーとは異なる、視点と(できれば)本音で場に加わってほしい。

その2
    1人2人でも良いので、このタイトルに諸手を上げて賛同、ではない意見立場のひと、もしくは競合サイドに関わる方などにも参加してほしいなあ。

単に、Notesを愛する同志で自己満足の大花火を どっか~~ん!とうちあげる…ような場を、作りたいわけではありません。

そんな場にしてしまっては、逆にNotes/Dominoという製品の力に対しても、IBMさんの自信に対しても、失礼になってしまいます。

また、技術・経験・卓見をお持ちの方ばかりになることも予定していません。
前回すてきだったのは、別のイベントと日付を間違えて来てしまったという、Notesのノの字もご存知なさそうな女性が、興味を持たれたのかそのまま参加なされ、しかもテーブルを代表して発表までしてくださったことでした。

10数人でも場はつくれますが、千客万来です…いや定員は50人ですけど、よろしければ10月第3金曜日は九段下の会場へおこしください。

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