こちらの作文は、ひとつ前の作文への、おまけ的な補足です。
<1>Default Valueも要注意
前の作文では、”作成時の計算結果”フィールド をターゲットにしました。
基本的には、“編集可能”フィールドのDefault Valueでも、同じことがいえます。
既に利用中のNotes DBで、既存のフォームに、新しい”編集可能”フィールドを追加した場合も
Default Valueは、”そのフィールドが初めて作成され計算された”ときの値になります。
既存文書では文書が作成されたときの値ではなくなることに注意してください。
主な注意点に関しては前の作文と同様です。
付言すると、編集可能フィールドでは、ラジオボタンやコンボボックスなど、キーワード選択肢のフィールドが注意対象に含まれます。
キーワード選択肢は、主に編集可能フィールドで使われ、”作成時の計算結果”で使われることは滅多にないと思いますので。(使い道が少ないだけで設定はできますが)
<2>ビューと文書の逆転現象
”作成時の計算結果”にせよ、“編集可能”なDefault Valueにせよ、
後から追加した項目をビューにも表示する場合は、こんな落とし穴も。
仮に、”NewSign” というチェックボックスフィールドを追加して、デフォルトはチェックOnの状態だとします。
ビュー列上では、既存文書には、”NewSign”フィールドが元々無いから、値は表示されません。
しかし、文書を開くと、チェックOnになってしまいます。
前の作文で書いたように、開いたタイミングでフィールドが内部的に作成され値が計算されるためです。
ビューにはないのに、文書を開くとチェックがついている。ビューと文書でうっかりこのような表示の逆転をおこしてしまうと、
一般ユーザーになぜ?と聞かれた場合の説明、理解してもらうのは難しいと思います。