既にNotesが入っていた環境に、Notes9.0.1を上書きインストールできないことがありました。

それ自体は自分に責任があり、既存のNotes\フォルダ内をいじくって不自然な状態に置いた後だったので、ムリもありません。

インストールは、IBMさんのdeveloperWorksから無料ダウンロードできるDomino Designerのインストーラを起動して行いました。
しかし、途中で”Roll back”とかいうメッセージを出しながらインジケータが左へ戻ってしまう。
原因の説明が無く、インストールの中断を告げるメッセージが表示。

それではと、WindowsのコントロールパネルからNotesプログラムのアンインストールも試しましたが、これも途中でインジケータが逆走して終了。。


深く考えずに、次はうまくいくかもと、インストールを何度か繰り返しました。
即ち、ダウンロードしたインストーラを、その都度起動し、
その度に上記のRoll back云々の失敗を繰り返していたのですが
そのうち、"ハードディスクがいっぱいだよ"という内容のメッセージが出るようになりました。

どういうこと?
仮想環境で、C:\ドライブは25GBと、かなり少なかったのですが、
でも、そもそもNotes以外は大したアプリを入れていません。

調べるとC:\ProgramData\内に、SURunasXXXX\というフォルダが何個か追加されてるのに気づきました。
1つにつき1GBあり、これがディスクがいっぱいになった原因のようです。
XXXX部分は数字で、フォルダによって値が違います。
イメージ 1


これ、どうやら「展開されたインストーラ」と考えるのが早道のようです。
以前のバージョンですとWindows内のtemp\フォルダ辺りに展開されていたものに該当でしょうか。

前述の通り、インストールの都度、XXXXの数字が違う別フォルダとして展開されるので
インストールを繰り返すと、その度にハードディスクの容量が1GB減り、
ついには満杯となってしまった次第でした。

インストーラなので、SURunasXXXX\フォルダ内にはsetup.exeが含まれていました。
また、次の加藤さんのBlogにあるNICEツールが入っていました。
イメージ 2

インストールの環境をクリアにできるので、当初の原因が取り除けそうです。

今回の場合、SURunasXXXX\フォルダを、1個を残して削除しハードディスクを空け、
残った1つのSURunasXXXX\内のNICEツールを使用しました

この後、無事9.0.1をインストールできた次第です。


<まとめると。。>
・現在のNotesは、SURunasXXXX\フォルダ内にインストーラを展開してるらしい。
・インストール失敗時は、元のインストーラを使用し続けるとSURunasXXXX\フォルダがどんどん増えるので注意
・SURunasXXXX\フォルダ内にはNICEツールも入ってるので、インストール失敗時など、環境をクリアしてやり直すのに有用


なおこのフォルダそのものの情報は現時点(2014年のGW)でネット上に見当たらないのですが
「SURunas機能」というものに関する説明が日本語のヘルプにもあります。

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