画面上の所定のメニューにて、いつもの作業開始。
しばらくすると処理が終わる。
その際には、こんなお知らせのダイアログ画面が出てくる。

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よく見かける業務アプリのお話です。

でも、作業の都度、最後にOKボタンをクリックして画面閉じねばならないのは、
いちいち面倒ではない?
 
Notesクライアントには、最下部に「ステータスバー」というメッセージ領域があります。
LotusScriptPrintステートメントを使えば、ここに任意のメッセージを出せます。

Print "○○処理が終了しました"

なんて感じで。これなら、いちいちOKを押す必要はありません。
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この画面はNotes 9のもの。8以前をお使いの方は違和感があるかも、ステータスバーは黒くなったのです。
 
でも、ここを使われる開発者はあまりいないでしょう。
何しろ、目立たない。
ほかのシステムメッセージ等も次々表示され、いつの間にか消えてしまいます。
ひと手間要るOKボタンの方が確実に終了を認識してもらえます。
 
 
そんな地味なステータスバー、作業者に気づいてもらえる確率をぐっと上げる簡易な方法があります。
たとえばこんな感じ。

              Print "○○処理が終了しました"
              Sleep(1)
              Print ""
              Sleep(1)
              Print "○○処理が終了しました"
              Sleep(1)
              Print ""
              Sleep(1)
              Print "○○処理が終了しました"

 
メッセージを点滅させられます。

Sleepは指定した秒数分一休みします。これを入れないとすべてのPrint文が一瞬で終わってしまいます。
 上記例だと、メッセージが2秒間隔の点滅で3度現れます。
OKボタンつきのダイアログほど確実ではないものの、気づいてもらえる可能性は上がると思います。
 
もっと繰り返して点滅回数を増やすとか、
代わりに秒数は0コンマ何秒にするとか
繰り返すだけでなくてメッセージの内容を変えてゆくとかは、お好みで調整いただけば。
 
繰り返しが長くなるなら、Forループを使ってまとめてもよいです。
 
表示がひととおり終わるまでNotes上の操作は行えないので、余り長くするのは禁物です。
 
 
見栄えは地味なので比較するのもどうかと思いますが、
スマートフォンでダイアログ表示の代わりにバナー表示を設定するのに似ています。
間にBeep文を仕込めば音を出すことも一応可能ですが、大抵の会社の業務PCでは音は切ってますよね?