昨年12月の実施、第20回の「のの会」でのトークを振り返ります。
「@関数Talk」としては第18回。@Dbcolumn・@DbLookupのシリーズが続いていたのですが、息切れしたので別の関数を挟むことにしました。


今回のネタは、@DocumentUniqueIDと@InheritedDocumentUniqueID。
ちなみに後者は名前の長さが目に付くことから、私は「@関数の中で最長だろう」とずっと思い込んでいました。この作文にあたってよくよく確認してみると、同率で3番目でした。

通常、@関数が返す値は、文字とか数値とか日時なのですが、
@DocumentUniqueID、@InheritedDocumentUniqueID を、そのままフォーム上で使うと、
戻ってくるのは黄色い文書リンクです。

しかし、この「文書リンク型」の利用法、どう役に立つのかはいまいち謎でした。
とくに@DocumentUniqueIDについてはクリックしても何も発生しない「自分へのリンク」です。

のの会当日、(Sさんからだったかな、)もしもNotesの文書それ自体がコピーされた場合に、
コピー後の新しい文書から、元の文書に飛べるのでは、とのご意見がありました。

改めて確認してみると、「表示用の計算結果(Computed for display)」でない限り、その通りに動きます。

また、それで思い出し検証したのですが、バージョン管理の設定を使用しているフォームでは
リンクが機能することを確認できました。

英語版画面で恐縮ですが、バージョン管理の設定とはこれです。

設定すると文書を編集し保存する都度、新規文書が追加されます。
「新規文書を返答文書に」「以前の文書を返答文書に」「新規文書を兄弟文書に」
の3通りから選択しますが、
「表示用の計算結果(Computed for display)」でなければ、新規文書からのリンクが以前の文書へのリンクとなりました。

バージョン管理の機能自体、そんなに頻繁に使用されているとは思いませんが、
もし機会があったらご参考に。