いま、XPages Extension Library Japan というプロジェクトのメンバーにいれて頂いています。
メンバーなだけで、まだまともな貢献ができてませんけど。

メンバーの会議の中で、日本では、XPages Extension Library 知名度まだまだだね、という話がのぼるのですが、
最近、ふとネット検索してみて、それがなんであるかの説明に、なかなかたどり着けないと気づきました。

ちゃんと探せば、検索結果のいくつかに説明が含まれてるのですが、プレゼンの何枚目だとか、
ちょっと奥にあったりなので、純粋になんだか知りたいだけの場合は、たどり着く前にさじを投げちゃいそうに思います。

じゃあ自分のことばで書いてみようかな、というのがこの作文の主旨です。

想定する前提レベルは、Notesを知っていてXPagesがどんなものかを漠然とご存知の方、のつもり。。


XPage(s)は、画面内に各種の"コントロール"を配置して作ります。 (それだけじゃないけど)
コントロールとは、Notesそのものでいえば、フィールド項目やボタン、アクションなど、フォーム内に置ける様々な部品に相当します。

もともと用意されているコントロールを使うだけでも、従来のNotesでは難しかった、見映えする操作性のよいWebページを作れますが、
最近のWebページでポピュラーになってきたデザイン/操作、あるいはスマートフォンやタブレットに対応したデザイン/操作を実現しようとすると、製品内で持ってない機能が欲しい場合があります。

そして製品には含まれない、新しい種類のコントロールを作って、あとから追加する方法があります。

XPages Extension Libraryは、
そうした新しいコントロールを多数搭載したライブラリです。 (それだけじゃないけど)
Open NTFというサイト上で開発・公開されています。
サイトから無償でダウンロードし、8.5.3以降のNotes/Domino環境にセットアップして使用することができます。
製品ではないのでIBMさんのサポートは受けられません。

ただし、安定し実績のできたコントロールは、後からNotes/Dominoの”Upgrade Pack”としてIBMから提供されるアドオン中に取り込まれ、
これはサポート対象に含まれます。

その後、Notes/Domino自身の次期リリースの中に直接加えられたりします。


・・・まとめます。

端的には、XPagesの新しい部品の集まり。
それ自身はまだ、製品じゃないけど、

後からUpgrade Packに取り込まれたり、
バージョンアップでNotes/Domino本体に組み込まれたり、製品に昇格しうる部品群です。

もっと端的には
”XPages拡張ライブラリ”、と日本語にすれば腹におちるかな。


この作文のタイトルに「(1)」をつけました。
もう少し具体性のあるつづきを(将来?)書きたいなと思ってます。


<2020Apr16追記>
具体性はともかく、書いてはおりました: 
 XPages Extension Library とは?(2)