その文書は、ビュー上には、ほかの文書と同じように、
例えば、「カテゴリ」「件名」「作成日」「作成者名」の各列の内容が表示されれています。
が、その文書を開こうとしてもエラーが出て、中身を読むことはできません。
右クリックメニューで文書のプロパティを出そうとしても、やっぱり同じエラーでおこられます。
そんな一見困ったちゃんな文書を意図的に作ることができます。
どうやって作るか、これがけっこう簡単です。
「読者フィールドの値を、複数のヌル値にする」ことです。
通常の編集では行えません。
(編集モードでは、連続するヌル値は保存前にTrimされてしまうので)
たとえば、式エージェントで
FIELD 読者フィールド名 := "":"";
とやってしまうのです。
読者フィールドは、下図のような状態になるわけです。
これで、他に読者フィールドや作成者フィールドのない文書では、前述の事象になります。
読者フィールドに複数のヌル値があることで、なぜこのような現象になるのか。
想像ですが
- ビュー上と文書とでは、読者を判定するロジックに違いがあるのではないか。
- ビューでは、読者フィールドの内容がヌルであることから「なし」とみなして、つまり誰に対しても表示可能と判定する。
- 文書側では、読者フィールドに複数の値があることで「あり」とみなし、しかしヌルという名前のユーザーやロールはないので誰も閲覧できない。
…といったところではないでしょうか。
またひょっとして、これは意図的な、意味のある仕組みではないか?
という気がするのですが、今のところ自信はありません。
何か分かれば改めて作文しようと思います。