abOut.nsf

新旧かまわず、またお役立ち度にあまりこだわらずに、 拡張子がnsfであるNoSQLなデータベースファイルと、それを扱うコラボレーション製品に絡んでのあれこれを。

2015/03

文書リンクから、とあるNotes文書を開いたあとに、
その文書の入ってるNotesデータベース(アプリケーション)そのものを見たい場合。

そのままワークスペース画面に切り替えれば、該当のデータベースアイコンが押された状態になってることが多いので、これを開けば良いのですが、残念ながらそうなってない場合もけっこうあります。
またワークスペースを使わない運用にされてる企業さんも多いでしょう。


そんな時使える方法で
1. アドレス(ツールバー)を2回クリックしてNotes://のURLを出し
2. データベース部分までにして後ろを消し
3. Enterする

例えば
Notes://Nagoya1/4925xxxx00xxxxxx/xxxxxxxxxxxxxxxxxx......
を、
Notes://Nagoya1/4925xxxx00xxxxxx
にして、Enterします。

通常、青い部分はサーバー名、黄色部分はデータベースを表す16桁のID。

緑部分以降はビューや文書などの中身ですが、
これを除き、サーバーとデータベースだけにしてしまうわけです。


IBMさんが出してるこちらの方法の転用です。

云われてしまえば、Notes慣れしてる人には「あ、なぁんだ」と思える手段だと思います。

首題、Notesクライアントで表示したときの表(Table)の見え方をすっきりさせることをテーマとしています。

Notesはワープロソフトではないため、表の整形のためのメニューが少なく、例えば表の幅を等間隔に設定することすら、わかりづらい。
分らないままに、少々の見映え落ちはいいや、と?妥協しているらしい、表にいびつさが残るNotesアプリをけっこうみかけます。
ワープロソフトではないにせよ、もう少し気が利いてたらなぁとは思いますが、プロパティボックスなどの、この辺をおさえておけば、それなりの調整は利くよ、という部分をあげてみます。

とりあえずはNotesクライアントでの利用を想定します。フォームをWebに対応させた場合や、XPagesでの表については置きます。
Web化やXPagesは、カナリ大雑把に云えば、Web側の言語でコードを書き整えてゆく形になると思います。


さて、はじめに取り上げたいのは、表そのものではなく「文字のプロパティ」です。
イメージ 1

プロパティボックスの文字マージンを、表内の全セルで統一的にあわせておくことをおすすめします。

パーセント(%)指定ないしはサイズ(cm等)で指定できます。
イメージ 2

文字の開始位置はパーセントよりはサイズ指定がおすすめ。
なぜかといえば、左右セルをマージした行があると、こんな風↓になってしまい、開始位置をそろえられないから。
イメージ 3
(分りやすくするために10%と多めのマージンにしました)

値を0にすればパーセントでもサイズでも同じことですが、
0だと縦の罫線とくっついてしまい少々みづらいことから、私は0.1ないし0.2cmというサイズ指定でそろえることが多いです。

同じ理由で文字の終了位置もサイズ指定したい所なのですが、
Notesの文字プロパティは右端からのサイズではなく左端からの幅で指定する形なので、
マージしたセルとそうでないセルを同じサイズにはできない。。
したがって私は「100%」で統一することが多いです。

サイズは日本では一般的にcmですが、地域(国)ごとの環境設定により単位は変えられるみたい。

なぜマージンにこだわるかですが、文字の開始位置をそろえるという理由の他に、
表の列幅を自動調整した場合のばらつきをなくしたい、ということがあります。
左右の全セルに、全く同じフォントで同じ文字列だけの状態でサイズを自動調整しても、
イメージ 4
開始位置にばらつきがあればセル幅はまちまちになります。
イメージ 5

(図では固定幅の表でセルごとに開始位置を変えたものに「サイズの自動調整」をかけました。ウィンドウやマージンにあわせるタイプの表であってもばらつきが出ます)

また、開始位置を0(%,cm)、終了位置を100%にしてしまうと、固定幅の表で自動調整した場合にセル間が詰まってしまい見づらくなることにご留意を。表側のプロパティで調整する手もあるのですが、これはこれで厄介な場合があるので別途。。

表に行や列を追加した場合にもマージンの調整をお忘れなく。デフォルト値で設定されてしまい、調整済の表の他のセルの情報を引き継いでくれたりはしません。
この点はIdeaJamというサイトでもユーザーから改善要望が上がっています。

つづく
続きを読む

↑このページのトップヘ