abOut.nsf

新旧かまわず、またお役立ち度にあまりこだわらずに、 拡張子がnsfであるNoSQLなデータベースファイルと、それを扱うコラボレーション製品に絡んでのあれこれを。

2015/01

    イベントでの発表やセッションやらは、オレの英語力からして、ほとんど理解できないのでは。
    一緒に出た他の日本人に聞きまくって補うしかないよな。
これが事前の予想。ならば可能な準備はしよう。拾えた言葉をさっさとメモできるよう、パソコンで打つとして、でも会社支給品はバッテリ足りなそうだから、そうだ、ポメラを買おう。

実際、パソコンの電池はすぐなくなりましたが、始まってみると記録の主体は、日本で買ったポメラではありませんでした。
スライドの画面が切り替わるごとに、iPhoneで撮影することを繰り返します。
英語は早口で追いつけなくても、スライドで大体の内容は分かるのです。あとはきっとその場の雰囲気を身体が覚えています。
そんなわけで、仲間の日本人がいないセッションでも、とくに入るのを躊躇う必要はないということがわかりました。そうとわかれば後ろの方で聞く必要もありません。
きっと昔はこうはいかなかったろうから日本での参加は大変だったろうけど、いまはスマホがあれば大体なんとかなる。もし海外イベントでプレゼンをみる機会があったら、メモは手書きでもなんでも用意しておくとして、大事なのはスマホの空き容量と補助充電手段の確保です。


前回、25日のオープンジェネラルセッションのところまで書きました。
今年はVerse効果もあってNotes/Domino系のセッションが復権しているのか、大体毎時間、何かしらあります。

・ID107 IBM Domino-2015 and Beyond
 
というセッションでは、おしまいのほうでちいさな発表がありました。実はその場にいた御代さんも私も旅疲れと集中切れで?ぐったりしており、私は意識が飛びかけていたところにそのスライドが目に入りました。
    ビューをDBの外にストアするだと?
    XPagesの暗号と署名もサポートだって
あわてて呟いたけど、意味がわからなかった方御代さんのご報告をどうぞ。私は翌26日に同じセッションがもう1回あったので聞き直しました。
2月のテクてく夜会でもう少し補足できるかなと思います。


他に印象に残ったセッションをあげておきます。

・BP110 Mastering Your Logs: Everything You Should Know About Logging in IBM Domino

講師はIBMさんではなく、Ytriaの、背の高い若い技術者でした。log.nsfだけをテーマに。その記録の仕組みやビューの見せ方の提案、ログのレベルなど、やや早口で、とにかく詳しい!
1時間のセッションだけど、理解できた内容だけを日本でフィードバックするとしても、1時間半くらい使えてしまうかもしれません。
イメージ 1


・BPO105 Successfully Selling Against the Competition

競合対策として、マイクロソフトとグーグルを対象に、テキの弱みとこちらの強みを訴えるものでした。面白いのは、前者の説明を行った講師が、自分は一度マイクロソフトに転職し、IBMに couple of years に復職したと云って始めたこと。
おおっ、つまり正しい方に戻ったんだな、みたいな聴衆の反応、ちょっとした喝采から始まりました。
私はこの手の、日本では少ない、毒のあるセッションがけっこう好きなのですが、できれば対セールスフォースも聞きたかったなぁ。
日本のIBMさんの中でも、このセッションは誰か聞いておこう、という話があったらしい。どうか国内での展開に生かしていただけると。。


FBページにお仲間の方がいろいろ載せてくださってる、はじけた時間のことはここでは略すとして。でもスタンドプレーはまだまだ足りてない?
・チャンピオンのパネルを持った撮影会があり、そばにいたのに偶々呼ばれず。今日のクロージングでもパネル持ってきて!とずうずうしくお願いします。恒例と聞いてる世界のチャンピオンが唱和するシーンも、今年はないけど、まだチャンスあるかな?
IBM ConnectED 2015 は、現地時間で今日を残すのみとなりました。

素知らぬ顔で前回の記事をここから発信しましたが、
運よくチャンピオンという呼称を得させていただいたおかげで米国に来ております。

昔はLotusphereと云っていた旧Lotus、現ICS系の年次イベント、本年の名称は「ConnectED 2015」に参加しています。

海外なんて若い頃に"近場"へ行っただけだし…と、ネイティブな人に向き合うと、いろいろなところでおどおど。ほかのチャンピオンに倣い「Nice to meet you」と笑顔でいるしかないのがもどかしかったのですが、2,3日いるうちに少し開き直れてるような気もします。
昨日は「おれは英語慣れてないから」と相手に言ってから展示の説明を聞いたけど、今日は、なんかそういう説明もいらないから、大体分ったところでうんうん思いついた言葉を返せば「けっこう平気だな」。イベントが2日残ってますので、根拠のない自己アピールをして少々恥くらいかいてから帰ろうかな。(気持ちよく送り出してくれた会社ほか各方面の恥にならない程度に)
以下、加藤さん御代さんの先輩チャンピオンの記事との重複もあろうと思います、お二人のように観点するどき、もしくは要点を押さえたものは書けないですが開き直り、御代さんが言うところの「リゾートつき」ホリデーインにてパソコンに向かっています。

25日は Leadership Alliance という別立てイベントも同時進行でした。
チャンピオン同士が集う、IBM Champions "Meet & Geet"、つまりチャンピオン同士の交流の時間。
英語できずにこなせるか不安でしたが、不安を裏付けるような、段取りのわからないコミュニケーションゲームでした。
金髪のかわいい女の子が一生懸命説明してくれるけど早口なんだもん。
途中で、部屋の中には、Lotusの大御所、Ed Brillの姿もあるのに気付きました。意外と日本人くらいの背丈だな・・って、それどころじゃないっ。
後で段取りが飲み込め、狙いがわかってしまえば、互いのコラボレーションの質を高めるためにはどんなことができるかのアイディアだしをしたかったのだな、と理解しました。
なにせコラボレーション製品の啓蒙でチャンピオンになった面々なわけだから。10月に日本で行ったワールド・カフェを思い出して、「Cafe」の文字とコーヒーカップの絵を付箋に書き、フリップチャートに置きました。
後で思えば1時間のあいだに成果にして共有することが少々厳しかったのかも。
世界96人のチャンピオンのうち、76人ここにきている、と言っていたように思います。それぞれの国籍も様々なわけだから、自分だけが尻込みする必要もなかったかな。文化の違う人の集まりであることを考えると、アイスブレークを含めて2~3時間あれば有意義な場になったのではないかな、と思います。
イメージ 1 イメージ 2


午後には、かねてから噂に聞いていた、オーストラリア人Mat Newmanのセッションがありました。黄色づくめ姿で、Notesの素晴らしいところをTIPS込みで語り続ける独壇場。御代さんによれば毎年違うことをしゃべってるそうですが、なんとネタの豊富なことか。フィードバックは、今回のメンバーが講師をする2月のてくてく夜会にて。

26日が正式なイベントの初日ということになるそうです。
午前中にメインイベントである、Open General Session。
ここで印象的だったのはIBM Verseの具体像をお披露目するデモ。特に印象的だったのはユーザーインタフェースの統一感とシームレス感。画面の切り替えが極力少なくて、スマートに仕事しているよというのがよく伝わりました。
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統一感と書きましたが、その思いをますます強くしたのは、そのあとでIBM Connectionsの次バージョン(Next)のデモに入った時。Verseと意識的に共通化させていて、こちらの画面の動きも非常にスムースでした。Connectionsについては仕事で触れたことがなく、もともと余り知らないのでこれ以上の大した気づきはないのですが、たまたま隣におられたIBMの松浦さん、Connectionsを日本で普及啓蒙中の当事者なのですが、思わず「すげー」と呟いておられたのを、私はこの耳で聞きました!


さて、この辺で中断して、寝不足が悪化しないよう失礼しようと思います。
意外と忙しい、というのも今回の発見でした。。

Notesのビューには一般的な共有ビューのほかに個人ビューというものがあり、
個人ビューには主に2通りあって
 「DB内に直接保存できる個人ビュー」
 「その人のPC内デスクトップに保存される個人ビュー」
に分けられます。
 
今使っているDBの、その個人ビューは、
この「DB内」と「デスクトップ」のどちらなの?
これ、見た目にはわかりません。
 
じゃあ、個人ビューのタイプがどちらなのか知りたいときにどうやって知る?を
記したいと思います。
 
そんなことを知って何になるのかな?と言われれば、それまでなんですけれども。
 
またそもそも、一般ユーザーの目には、共有ビューか個人ビューかすらわからない、のですが、
ここでは…ごにょごにょ誤魔化し、個人ビューであることまではわかってる、という前提で話をすすめます。
 

その1。
アクセス権限(ACL)を見る。
自分が該当する権限の「個人ビューの作成」にチェックが
ついていなければ、ほぼ「デスクトップ」です。
ついていれば、たぶんそのビューは、「DB内」タイプでしょう。
 
ただ、これだけでは断定できません。
ひねくれた見方をすれば権限は途中で変わることもありえますし
個人ビューのなかには、デスクトップのみを前提にして作れるものがあります。
 
 
その2。
とりあえず、DBのアイコンを消してみる。
消そうとしたときに「1の個人ビューが削除されますがよろしいですか」なんて聞かれれば
これはデスクトップの個人ビューです。
「いいえ」を選んでアイコンを残しましょう。
 
何も聞かれないうちにアイコンが削除されてしまいます。
もう一回アイコンを追加するためにDBを探して開きなおす羽目になります。

 
で、実はこんな方法があります。
 
 
その3。
デスクトップを直接確認する。
「デスクトップ」であれば、それを直接確認することができます。
デスクトップのファイル-Notesのバージョンによってファイルの名前が異なるのでややこしいですが
(R4:desktop.dsk, R5:desktop5.dsk, ND6-8.0:desktop6.ndk, ND8.5-9:desktop8.ndk)

これらのファイルはNotesのDBとして普通にオープンしてしまうことができます。
Otrl+Oで表示できる「アプリケーション(データベース)を開く」にて、
直接ファイル名を指定すると、イメージ 1
アラートはでますが、アイコンを追加できます。
アイコンを指定して、メニューから「表示 - 移動」を選ぶと
イメージ 2
「ビューを開く」ダイアログに、「デスクトップ」タイプの個人ビューなら、その名が表示されています。
イメージ 3
これが「デスクトップ」タイプの実体、と言えるのでしょう。
 
ただし、複数のDBで同じ名称の「デスクトップ」タイプの個人ビューを使用している場合はそれも表示されるわけで、
やはり完全な見分けではないことにご注意ください。
 
海外の記事で、「デスクトップ」が実際にここにビューとして格納されていることを利用して
個人ビューの名前を探して見つかったら消す、
というスクリプトを見たことがあるのですが、名前だけで判別して消すのは上記の理由でちょっと危ないかも、と思います。
 

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