Notesのヘルプをしていて、過去に何度かユーザーさんからこんな相談がありました。

「すみません、さっき間違えて大事な文書を消しちゃって。。
 なんとか元に戻せませんか(泣)」

そんなこと云われたって。。Notesの文書は消しちゃったらおしまい。戻せません。
もう1回はじめから作り直すしかないね。
と、云いたいところですが。

他のサーバーと複製している場合、
その文書はまだ、複製先のサーバーでは消えていない可能性があります。

こうした場合、あんまりスマートではないですが、急いで、こんな手を使うことがあります。

複製先サーバーのDBで、その大事な文書がまだ消えてなかったら、
その文書を複数回更新する。

元のサーバーで削除された日時より新しい文書更新日が設定されることで、
定期複製の際に消されるのを免れ、かつ元のサーバーでもデータが復活します。

更新方法は、文書を編集で開いて保存するよりは
文書のプロパティ上で「文書を読めるユーザー」の「読者以上すべて」のチェックを、外して、またつけることが一番手っ取り早い。

この方法は、顧客先のポリシーによっては好ましくない場合も多いでしょうし、
設定やタイミングによってはうまくゆかない場合もありえますので、
実施前には、別のバックアップもとっておくことをお勧めします。