abOut.nsf

新旧かまわず、またお役立ち度にあまりこだわらずに、 拡張子がnsfであるNoSQLなデータベースファイルと、それを扱うコラボレーション製品に絡んでのあれこれを。

2010/12

2つの会社、仮に「○○商事」と「××水産」の間でデータベースを複製します。

アクセス制御リスト(ACL)は、両社で別々に設定します。(「複製の設定」にてACLは複製対象から除外)

ここで、
○○商事側では ××水産サーバーを「編集者」にしたが
××水産側では ○○商事サーバーを「なし」にしちゃったー、とします。

複製を始めると、当然ちゃんと動かない。エラーで終わったりする。
それだけならまだいいですが、○○商事側では全文書消えてしまう場合もあります。

細かなところを端折りますが、エラーで終わらせずデータを奪ういちばんのポイントは
××水産側で○○商事サーバーは「なし」だけど、
「パブリック文書(読者)」か「パブリック文書(作成者)」と、
「文書の複製またはコピー」にチェックすること。

○○商事のデータは削除されたけど、通常の削除と違い「削除スタブ」が残りません。
設定を復し、複製の履歴を消去後に再複製すれば、どうやら復旧することができます。

SaveOptionsフィールドと文書保存の機能について検証したものを
ひととおりまとめると、以下のようになると思います。

(1)SaveOptionsフィールドが存在し、値が"0"
文書が保存されない、
編集し画面を閉じようとしても、なにもきいてこない

(2)SaveOptionsフィールドが存在し、値が"1"
保存操作で文書が保存される、
編集し画面を閉じようとすると、保存するかどうかきいてくる

(3)SaveOptionsフィールドが存在し、値が上記以外
保存操作で文書が保存される、
編集し画面を閉じようとしても、なにもきいてこない(保存もされない)

(4)SaveOptionsフィールドが存在しない
保存操作で文書が保存される、
編集し画面を閉じようとすると、保存するかどうかきいてくる

上に挙げたうちで、(1)(2)は、ヘルプなりネットなり調べると書かれているのを見つけられますが、
(3)と(4)…とくに(3)は、けっこう見逃されてるように思えます。
また(2)(4)が同じ結果になるということは、SaveOptionsが存在しても通常文書と保存形態を合わせるのが"1"だなと。
理解しておけば役立つこともあると思います。

<追記>上記通りにならないケースもあるかもしれません。(1)(2)については、細かな条件と結果の情報がIBMのサイトに載りました。

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